Me whom you like
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〜どうしてこうなるの?〜

どうしよう…結局眠れなかった…。
着て行くものはずっと前から決めてたから良いけど…。
もう後数時間後には…宏也と逢ってるんだ…。
なんか実感がないな〜。

なんて逢う直前は思ってた・・・。

――――― 数時間後 ―――――

はぁ〜…そろそろ家でないと!

えっと…忘れ物はないし…よしっ!
あっ…そうだ!出る前にメールしておこう。

「おはよう!起きたぁ?私は今から家出るよ♪とうとう今日になっちゃったね!起きたらメールしてください♪」

これでよし。

『おかぁさ〜ん!行って来るね〜!』

『早く帰ってきなさいよ!気をつけてね!』

『うるさいな〜…。分かってるってばぁ〜!じゃぁね!』

とか言いつつ、お母さんには友達と出かけてくるって言ってある。
だって…例え好きな人とはいえ…メル友と逢うなんて言えないよ。
言ったら…お母さん発狂しちゃうもんね…!

こうして私は家を出た。
駅に向かう途中も…すごくドキドキして心臓の音が近くを通る人に聞こえてるんじゃないかって思うくらいすごいような気がした。

えっと…京急○×だから…あっ、530円ね!

初めて行く駅に戸惑いながら切符を購入。
宏也は電車に滅多に乗らないってことから私が近くまで行ってあげることにした!
私って…なんて優しいの…なんて思ってたりして…。

ホームに行くと、電車が停車していたので走り乗った。
駆け込み乗車ってやつ…。

待ち合わせの駅までは、乗り換え一回で一時間以上もかかる。
途中、窓の外をふと見ると…雪が降ってきてた。
ホワイトクリスマス。素敵だね!
ちょっと嬉しい気分になった。

でも…道のりはかなり長い…。
早く逢いたい気持ちと…逢ってからどうなるかの不安で逢いたくない気持ちの葛藤。胸がおかしくなりそうだった。

―― 乗り換え ――

ちょっと迷ったけど、乗り換えは無事にできた。
でも…もう少しで着くっていうのに…宏也からのメールが来ない…。
まだ寝てるのか…?それとも…?!
不安が大きくなってきた。

大きくなる不安を抱えながら…。
私は目的地…待ち合わせの場所に到着。

やっぱり…宏也からの連絡はいまだにない…。

「もう…着いたよ…どうしちゃったの?」

なんて聞いても…返事は来ないのかな?

それから…私は駅の階段付近でずっと待った。
時間が経つのが遅く感じた。
宏也本人が来ることよりも…まずは連絡を待った。

+-+--+続く+--+-+

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