初めて電話をしたとき…本当にすごく緊張した。
でも…メールだけの関係じゃなくて、身近に感じることが出来た気がしたんだ。
それから、メールはもちろんのこと、電話もするようになって…。
お互いのことも前よりかは分かりあえた。そんな感じがした。
私の中で…宏也の存在が、どんどん大きくなっていくことに気がついた。
宏也はどう思ってるのかな?って気になったけど…。
自分だけがこんな風に思ってるんじゃないかって、すごく不安になった。
だから…まだ宏也には伝えないでいた。
でも…そんな時…来るだろうって思ったことが現実になった。
「おはよ〜♪昨日もメールさんきゅ〜!俺は今から現場に行ってきます!
後で話したいことがあるから…。」
私が起きるのは、いつも7:30くらい。
朝起きたときには、宏也からの”おはようメール”が入ってる。
でも…この日のメールはいつもと違った…。
”後で話したいこと”ってなんなんだろう?すごく気になる…。
「おはよ〜☆私は今起きたよ〜!今日も仕事頑張って♪
後で話したいことって何?すごく気になるんだけど…?」
そう送ったんだ。そしたらすぐに…。
「ごめん…!今忙しいからまた後でメールする!」
だって…。すごく気になるんですけどぉ…。
「分かった!待ってるから出来るだけ早く教えてね♪では、頑張って☆」
その後、宏也からの返事はなく…。
私は、学校へ行く支度をして、学校へと向かった。
でも…授業に出てたって…。
宏也からのメールが来ないか気になって気になって…。
授業に集中できなかったよ。
やっぱり忙しいんだね…。って思った。
だけど、我慢できなくて…昼休みにメールしちゃった。
「宏也ぃ〜!気になって仕方ないんですけどぉ…(><)。」
だってだって…本当に気になっちゃって…。
もし…もしだよ。お別れのお話だったら?とか…。
悪い方にばっかり、考えちゃってたんだよね…。
昼休みには返事が来なかったけど、午後の授業中に返事が来たんだ。
「ごめん!今日、本当に忙しい…。待ってて!ほんとにごめん…。」
はぁ〜…。って感じだね。
仕事だもんね。頑張ってる人ってカッコイイって思うし…我慢することにした。
キーンコーンカーンコーン…
一日の終わりを告げるチャイムが鳴った。
あぁ…いったい何だろう?今日の授業…全く聞いてなかったよ…。
後で…ノート貸してもらわないと…。
本当に授業に集中するどころじゃなかった…。
今思うと…それだけ宏也のこと……。
「お待たせ!今大丈夫?」
ちょうど家に着く頃に、宏也からのメールが入ってた。
待ってました〜!って感じだね。
「うん♪大丈夫!ずっと待ってて授業に集中できなかったよ!(笑)」
なんて…本当のことだもんね…。
「ほんとに?悪い!ごめんな〜。待たせて…。話っていうのは…。」
返事はすぐに来た。
あぁ〜!勿体ぶらないで…!早く教えて…。
「ううん。気にしないでね♪それより…何?何かあったの?」
この後の返事に…
私は…戸惑いを隠せなかった…。
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