それで…。
クリスマスの一週間前になった時にこんなメールが来た。
「おはよ〜!って莉菜はまだ寝てるよなぁ…。クリスマスなんだけど…。
休みが取れたんだよ!早く知らせたく…。それじゃ、今日も頑張ろうな!」
朝目が覚めてこのメールを見た時…。
嬉しいって気持ちもあったけど…不安な気持ちもあったから…。
正直、どう反応したら良いか分からなかった。
「おはよ〜♪うん!寝てた!(笑)。そっか〜。良かったね〜☆
…って良かったんだよね?」
だって…本当に本当に不安だったんだから…。
学校に行って、お昼休みになった時、ちょうどメールの返事が来た。
「そうだよ!俺は良かったって思ってるよ!莉菜は違うのか?」
そうだよね…宏也は良かったって言ってくれてるんだからそれでいいんだよね?
「ううん!違うわけないでしょ!ただ…また不安になっちゃって…。」
私の気持ち…またこんなこと言ったら怒られちゃうかな?って心配だったけど…。
「だよな〜。俺も不安だけど…それは会ってみないと何とも言えないだろ?
だから、あんまり気にするな!」
宏也はこう言ってくれた。本当に優しいんだよね…。
「ありがとう!そうだよね♪同じ気持ちなんだから大丈夫だよね?」
とか言いつつ…宏也は私のことどう思ってるのか気になってた…。
「おう!大丈夫だよ!クリスマス…会ってくれるよな?」
「うん!もちろんだよ♪」
こんな会話をしてた。
本当に会う日が来ちゃうんだなぁ…って実感がなかった。
でも…やっと会える日が来たんだ。って言う気持ちもあったんだよ。
実は、宏也とのことは友達にも相談してたんだ。
会うって言ったら…友達はすごく心配してた…。
『まじで〜?本当に会うの?大丈夫なの?』
『大丈夫って何が?』
『だって…今って結構危ない事件が多いでしょ?だから…。』
『もしかして…宏也のこと疑ってるの?』
『そうじゃないけど…心配なだけ!』
『大丈夫だよ!だってメールしてても優しいもん!』
『そっか〜。莉菜がそう言うなら良いんだけど…気をつけるんだよ?』
『分かってるって!』
私だって本当は、騙されてるのかも?!って考えちゃうときあったよ。
だけど、メールしててそんな感じはしなかった。
宏也のこと信じようって決めたんだ。
だから…会うのはすごく楽しみなんだよ?
そうやって思うことが出来たんだ。
それから日にちが経って…。
とうとう前日になった…。
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