Me whom you like
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〜思っていたことが現実に…〜

あのメールの後に来たメール…。

「あのな…。俺たち、そろそろメールとか始めて一ヶ月になるだろ?
それで…もうすぐクリスマスだし…。良かったらでいいんだけど…。
一回会ってみないか?」

来たぁ〜っ!!!!!!
心の中で叫んだね…。
ついに来てしまった。いつかは必ず会おうって言われると思ってたんだけど…。
でも…改めて言われるとどうしたら良いか分からなかった。
だって…私は宏也のことが…好きになってたから…。
会って、私のこと見て…それで嫌われるのはイヤだから…。
そう思った…。だから正直に自分の気持ちを伝えたんだ。

「私…可愛くないよ?それでも…いいの?」

「俺だって…そんなにカッコ良くないし、それに…会ったら…。
莉菜に嫌われちゃうかもしれないって気持ちがある。
でも…一回でも良いから…莉菜に会いたい…俺の正直な気持ち。」

このメール見て…宏也も同じ気持ちなのかな?って思った。
私も…宏也に会いたいって思ってたから…でも、自信なんてなかったから…。
自分では言い出すことが出来なかった。

「そっか…。実はね。私もそう思ってた。
宏也に会ってみたいって気持ちがあったの。
でもね…会ったら嫌われちゃうんじゃないかってずっと心配だった。
だから…自分から言い出せなかったの…。」

「俺たち…同じ気持ちだな…今電話しても平気か?」

「うん…大丈夫だよ?」

すぐに電話が鳴った…。

ピロリロリ〜タララララ〜。

『もしもし?』
『あっ、莉菜?今大丈夫なんだよな?』
『うん…』
『いきなりごめんな…びっくりしただろ?』
『びっくりするよ…』
『だよな…でも、俺の正直な気持ちだから…分かってくれるかな?』
『同じ気持ちだから分かるよ?でも…』
『でも…何?』
『でもね…本当に可愛くないよ?それでもいいの?』
『莉菜が自分のことどう思ってるか分からないけど…。
でも、俺は、メールしてて楽しいし、電話してても楽しい。
だから…莉菜に会いたいって思った。それじゃダメか?』
『ううん…ダメじゃないの…ごめんね…。』
『何で謝るんだ?』
『だって…そんな風に言ってもらえて嬉しいから…。』
『それなら…俺と会ってくれるか?無理はしなくてもいいから…』
『会っても…メール続けてくれるよね?』
『そんなの当たり前だろ!俺の方こそ…会ってもメールしてくれる?』
『うん!当たり前でしょ?』
『良かった…。ありがとう!』
『ううん。こちらこそだよ。でも…いつ会うの?』
『それなんだよ…。俺が休み取れたらになっちゃうけど…。
クリスマス…会えるかな?』
『クリスマス…』
『え?!やっぱりクリスマスは予定入ってる?』
『ううん。クリスマス一緒に過ごすの私でいいのかな?ってね。』
『俺は全然いいよ。むしろ過ごしてください。って感じだね。ダメ?』
『ううん。私こそ…お願いします。って感じだよ。』

二人で笑いながら話すことが出来た。
電話でこんな風に話すのって恥ずかしかったけど…でも、嬉しかった。

『良かった。それなら、はっきり分かったら知らせるな?』
『うん!お願いね。』
『じゃ〜。今日もありがと!』
『こちらこそ!続きはメールかな?』
『おう!じゃぁな。』
『うん。またね!』

こうやって…本当にクリスマスに会うことになっちゃった…。
宏也の予定がはっきりしたらって感じだけど…すごくドキドキしてたんだ。

本当に…この先どうなるのかな?って不安になった。
会えるのは嬉しい。でも…会って嫌われないか…それだけが本当に心配だった。

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